飯塚　解房 　銘/重房

昭和17年10月22日三条市生まれ。昭和36年三条製作所に入社し岩崎航介、重義親子に師事。鋼の基礎を教わりながら剃刀の製造に携わる。
昭和45年9月独立。長島宗則に師事。料理庖丁の製造を始め現在に至る。
プロ仕様の包丁として高い評価を得ている。
現在では二人のお子さんが後継者として鍛冶場に立つ。
写真は左から佳英　重房　正行の各氏

重房庖丁の特徴＆鍛地

現在を代表する和包丁鍛冶。左写真に見られる細かい柾目模様が「鍛地」と呼ばれ重房包丁の特徴。鋼と軟鉄を重ね火床で赤らめ、叩いては薄くして折り重ねる作業を繰り返すことにより柾目模様の美しい「鍛地」になります。

鋼と軟鉄を合わせ通常の片刃包丁は経年変化で反りが生じます。
また本焼包丁は反りが出にくいが研ぎにくい欠点があります。
重房の片刃包丁は、反りが出にくく、研ぎ易いのが特徴です。
手に取ってみるとバランスの良さと姿の美しさにうなずかれることと思います。

重房作出刃包丁鍛地仕様　鞘別

重房作柳刃包丁鍛地仕様　鞘別

重房作薄刃包丁鍛地仕様　鞘別

重房作身卸包丁鍛地仕様　鞘別

重房作柳刃包丁本霞仕様　鞘別

重房作出刃包丁本霞仕様　鞘別

重房作　菜切包丁

重房作　魚庖丁
釣った魚を絞めたり、開きにするなど、釣り好きには便利な庖丁です。
①黒打ち　魚庖丁　　②鍛地魚庖丁

重房作　中華包丁(3層割り込み鍛造