三木鍛冶 大東英一 銘/東大吉 | |
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昭和6年生まれ。17歳で父に師事、切出、小刀造りをはじめる。28歳のときある仕事がきっかけで県の 金属試験場にて、熱処理、組織造りの研究に入り、製品の断面を400倍に拡大して顕微鏡検査をする ようになる。 使用するハガネは安来白紙二号、青二号青一号であるが、一番難しいとされる青一号 の組織造りに心血を注ぐ。三年余り通って技師からもう卒業だと云われた。初代父は大東大吉であ ったが、東大吉印で品質の良い物を造っていた。それに私の研究が加わったことで切れる刃物として 全国的に有名になった。そんなことで注文を受けても、三ヶ月、四ヶ月遅れることはざらで、製品が間 に合わないと苦情が絶えなかった。これでは一生仕事に縛られると思い、55歳を定年とし、後は研究 して来た事を生かして自分の好きな物を造って幕引きにしたいと思っていた。そんな時、折からのカス タムナイフブームで鍛造ナイフを造って見ないかと誘いもあり、60歳頃から切出、小刀は作らないよう になる。しかし、東大吉を使っていた方々から、他の刃物を使っても全く仕事にならんので、何とか造 ってほしいとの強い要望もあり少量は造っている。年齢的なものもあり、気の向いたときに体力に合っ た時間だけやっているのが現状です。まだ腕は確かなものであり、切味には自信がある。ある意味で は今が集大成、一番切れるものが出来ているとも言える。数が限られているので、一丁が貴重な存 在になっている。切味に困っている方は、是非お試しいただきたい。また、青一号入魂作銘を切った ものは後世に残して頂きたいと思っている。 (大東英一氏原文) |
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東大吉作の切り出しは、遠目にはどこでも見かける切り出しです。 |
新規入荷予定はありません。全て完売となりました。 |
カンナ型切り出し |
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青1鋼使用 全長/215mm 刃幅18mm 重さ140g 厚5mm |
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梨地仕様 青1鋼使用 全長/215mm 刃幅18mm 重さ142g 厚5mm |
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青1鋼使用 全長/215mm 刃幅18mm 重さ147g 厚5mm |
錬鉄地/青1鋼 切り出し 裏に東大吉入魂作と彫られています |
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切り出し 8分 |
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千代鶴型切り出し 古都の早春 |
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白2鋼 切り出し 8分 直 |
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黒打 白2鋼使用 全長/190mm 刃幅21mm 重さ80g 厚3mm |
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白2鋼 切り出し 6分 直 |
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白2鋼 切り出し 6分 曲 |
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白2鋼 切り出し 4分 |
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多層鋼 ミニ切り出し |
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切り出し 接木用 |
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両刃多層鋼切り出し 梨地仕様 |
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両刃多層鋼切り出し 黒打仕様 |
青1鋼切り出し |
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切り出し 7分 |
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切り出し 8分 |
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指物師 切り出し |
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①鞘付横手切り出し |
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鞘付繰り小刀 |